クリーンエネルギーの必要性
現在、二酸化炭素排出量の削減に向けた取り組みの中で、各国が特に力を入れているのが化石燃料からクリーンエネルギーへの転換です。
石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料による発電が燃料を燃やして電力に転換する際、大量の二酸化炭素を排出するのに対し、太陽光、水力、風力といったクリーンエネルギーは、直接エネルギーに転換できるため、二酸化炭素をほとんど発生させることなく発電できます。
さらに、石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料は有限資源であるため、近い将来に枯渇する問題を抱えています。
石油はあと40年前後、天然ガスも60年前後で枯渇すると言われており、人口増加や経済発展等を考えた場合、代替エネルギーの確保が急務です。
クリーンエネルギーは再生可能エネルギーとも呼ばれ、環境にやさしいだけでなく、半永久的な発電が可能となります。
そういった事情をふまえても、化石燃料にばかり頼るのではなく、クリーンエネルギーの導入はこれからの時代に不可欠であると言われています。
世界の二酸化炭素(CO2)排出量 世界の排出量合計 約329億トン(2013年)
排出量(単位:100万トン) | 割合(%) | |
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中国 | 9,437 | 28.7 |
アメリカ | 5184 | 15.7 |
インド | 1894 | 5.8 |
ロシア | 1659 | 5.0 |
日本 | 1234 | 3.7 |
ドイツ | 746 | 2.3 |
韓国 | 582 | 1.8 |
メキシコ | 480 | 1.5 |
ブラジル | 467 | 1.4 |
イギリス | 459 | 1.4 |
カナダ | 442 | 1.3 |
インドネシア | 406 | 1.2 |
オーストラリア | 377 | 1.1 |
イタリア | 333 | 1.0 |
その他 | 9,220 | 28.0 |