エネルギー消費量の増大と環境問題
18世紀後半、ヨーロッパで産業革命が起きると、化石燃料がエネルギーとして活用されるようになり、工業が飛躍的に発展し、それとともに人口も増加していきました。 20世紀に入ると、その傾向はさらに顕著となり、第2次世界大戦が終了した1945年の時点でまだ30億人に満たなかった人口が、2016年には約73億人になり、2050年までには97億人になるとも言われています。 こうした人口増加に比例する形で世界のエネルギー消費量も大幅に上昇しており、二酸化炭素(CO2)の排出量はこの50年で3倍以上に増加し、2013年の世界の二酸化炭素合計排出量は約329億トンにもなっており、地球温暖化をはじめとする深刻な環境破壊の原因となっています。 その結果、二酸化炭素排出量の削減は人類共通の課題となり、現在、世界の国々で様々な対策が講じられています。
1999年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | |
---|---|---|---|---|
カナダ | 5,053 | 5,657 | 5,427 | 5,456 |
アメリカ | 36,721 | 41,273 | 40,691 | 41,098 |
韓国 | 5,059 | 5,173 | 5,237 | |
日本 | 10,301 | 10,031 | 9,889 | 9,978 |
フランス | 4,305 | 4,765 | 4,821 | 4,865 |
ドイツ | 5,320 | 5,792 | 5,847 | 5,765 |
ロシア | 7,359 | 9,272 | 9,476 | 9,384 |
イギリス | 3,512 | 3,462 | 3,473 | 3,468 |
イタリア | 2,891 | 3,275 | 3,214 | 3,108 |
中国 | 11,443 | 44,329 | 46,937 | 51,219 |
ブラジル | 4,801 | 4,984 | 5,166 | |
インド | 4,166 | 8,354 | 9,398 | 9,788 |